桐蔭専門だから知り得る事と出来る事
最初にお断りしておきますが、これから書くことはどちらが正しいとかを問うものではありません。
自分が通学していたころもそうですし、7年前迄は進学校として大学入試で結果を出すことが最優先でした。その為の手段として多段階の能力別指導と異なるレベルのテスト、年2回の実力試験と難しいz会模試(中2から)、集大成として高校への選抜入試がありました。進学実績に陰りが見えると直ぐに対策をし、中等教育学校の設立も「知の復活」の為でした。
現在は進学実績が下がってもテコ入れはせず、レッスン制度もほぼ無くし進学指導の第1人者の先生も今年から中等から離してしまいました。自分の様な「昔の桐蔭」で育った者にとっては正直どうして?と思うことが多かったです。色々先生方ともお話させて頂き、今は学校の存続が最優先であり、その為には進学校よりも文科省の標榜する代表的な学校を目指すことに価値を置いていることがわかり、その点は理解できました。
ただ折角良いカリキュラムがあるのに勿体ないし、昔のような進学校を望む方もいらっしゃると思うのでアクロスでは20年以上も前のカリキュラムをプリント化して指導することにします。このカリキュラムは進学実績を戻すために中等教育学校を設立すること決め灘高校から先生方をスカウトしてきて中等生用に作成したものです。かなり難しいので使われなくなって久しいものです。教える側の力量も問われますが、工夫して教えれば実力が付くように出来ているものです。学校に合わせた標準問題、αクラスに合わせた応用問題、I君スペシャル問題はかなり難しいのでその1つ前の教材としてプリント化していきます。皆さんの現状に合わせて使う教材は変えていきますが、応用問題より上はまず日頃の宿題がキチンと提出出来ているかにもよりますので、試験対策の意味でも宿題は必ずやって下さい。ゴールデンウイークを利用して教材作成を進め、出来そうな生徒には連休明けから始める予定です。