アチーブ・実力テストの感想
中・高生のテストが実施されました。本来、今迄は校内模試として実力テストが行われ全校の中での自分の位置を知り(気づき)志望大学に向けて今後の学習の目標を立てる為のテストでした。高校生は大学入試が近いので今迄通りの目的で行われ、レベルの高いテストでした。一方中学生は確認テストの様な易しいテストで100点が取れるレベルのものでした。中3も今迄は本当の実力に気付かせる様な難しいテストでしたが、今年から大分易しくなりました。それでも高2の内容迄出ているので中1・2よりは難しいテストではあります。大学入試で結果を出していたころは在校生のレベルに合わせるのではなく、他校生のレベルも考え入試で結果を出すために必要なレベルの問題が出題された難しいテストでした。今回は在校生のレベルを考え皆がある程度点数がキチンと取れて差が付かないように配慮したテストでした。どちらが大学入試に向けて正解なのでしょうか。中学迄はそれ程競わせる必要はなく高校3年間で頑張らせて何とかしようとしているように感じたテストでした。皆さんはご存じないかもしれませんが、桐蔭を作り進学校としての地位を確立した鵜川学園長は「高校3年間だけ頑張らせても間に合わない。中学からの6年間頑張らせて結果が出る。だから中学に理数科を作る」と仰って今の中等を開校しました。今は逆の発想の様です。どちらが正解かは去年や今年の高3の大学合格の数字で考えた方が良いのではと思います。鵜川先生の頃よりも今は推薦合格が200人位多い事も加味して考えないといけませんが。最後に高校生は入試迄後1年または2年しかありません。仮に早慶とは言わずもSMART位の大学には行きたいと考えているのなら今回の実力テストで半分の点数(数学・英語は100点以上)は取れていないといけません。大学入試は5割では受かりません。取れていない場合は勉強の取り組む姿勢や方法を変えて行かないといけません。平均点では自分の実力が全国の平均かそれ以下であると認識してもっと真摯にやり直していきましょう。国立や早慶を目指すなら140点以上を目指してください。実力テストの結果が出たら後日相談し方針を是正していきます。