国語・理科・社会の対策授業の意味について
来週より期末テストに向けた対策授業を始めます。レッスンクラスが英語と数学だけになり国理社を軽んじている人も少なくないように見られます。国理社の対策授業を行う意味について説明します。理系の大学を受験する際、理科で足を引っ張り合格出来ない人が増えてきました。特に私立は3科目しかテストがないので1科目でも苦手教科があると合格が難しいのです。桐蔭の創立から50年間は中1から数系は数学と理科の5科目の合計でレッスンクラスが決まり、理科も出来ないと上位のクラスには入れない仕組みでした。つまり数学だけでなく理科もしっかり勉強しなくてはいけない優れたシステムでした。昨今は「楽しい学校」を目指す為厳しさは排除し、生徒や教師の負担を軽くする為数系レッスンに理科は必要なくしてしまいました。当然生徒の意識は下がりますし、学力も下がっての前述の結果を招いています。文系大学の国語や社会も同様です。かつては英系に古文の成績も加味されていました。 また中等生の場合、国立大学を第1希望としなければならず5科目揃えて出来ないと足切りにあってしまいます。推薦もほとんど無い中、高3の最後まで5教科やらなくてはなりません。全く仕上がって無い教科があると英数の勉強時間もそちらに取られてしまいます。 これらの理由から国理社も進学の為には必要不可欠なのでしっかり準備をしていきましょう。アクロスではただ過去問を解いて答えを覚えさせるような意味のない事はしません。授業をしっかりして、何故そうなるのか、どうしてそうなるのかを具体的に説明していきます。また簡単な覚え方も伝授します。残念なことですが、「初めて分かった」とか「どうしてそうなるかやっと分かった」と生徒達からよく言われます。本当は学校の授業で分かってくれて、アクロスでは再確認をしてくれると尚良いのですが。