テスト問題から分かったこと

期末試験の問題を見て分かった事があります。まずその前に平均点は昨年迄と比べて10点前後下がっていました。例えば中1・2は100点満点に換算すると60点から65点でした。中3は40点前後でした。今迄小学部から上位半数しか中等に進めなかったのに対して、ほぼ全入となり平均点を押し下げているようです。また小学部で中学入試レベルの事を指導し試験していましたが、1人でも多くの生徒を中等に入れるために易しいテストで点を取れるようにしました。つまり中学入試レベルの問題は全く指導しなくなり、外進生との差が出来ました。中学入試は入学後の内容を先取りするものなので、習ったことがある外進生と初めて習う内進生では学習のスタートで差があるからです。

 次に全員に共通していえる平均点が下がった理由が2つあります。1つは130点満点にするためには問題数を増やさなくてはならず、問題数が増えた為普段からキチンと演習していない生徒は時間内に解き終わらなかった事です。昨年迄は多くの生徒が時間が余って十分に見直しが出来ました。今年はできる子でもあまり時間は余らず見直しも不十分だったと考えられます。また去年迄には無かった応用問題が最後の1題に出題されていました。時間に余裕が無い上に最後にテキストには無い応用問題があり、出来る子でも満点が取りにくい様になっていました。この2つの点は今後も続きます。ただ10分間テストの様な確認テストでない限り、今年のテストの方が本来のテストで学力を育てるものなので歓迎します。

 問題は生徒にいかにキチンと点数を取らせるかです。また今回だけに限らず学年が進めば進むほど点数(学力)の差はより大きく広がります。中3の平均点がそれを証明しています。間違っても今回だけ特別難しかったとは考えずしっかり対策をしていかなければなりません。方針が分かったのでアクロスは対策して、今回平均点以下の人達は少なくとも平均点以上に、9割前後の出来だった人達は満点に限りなく近づく様に対策していきます。